復習がてら昨日行ったCEDEC+の記録を残します。多分またリンクばかりになる・・・
これに行きました。
朝8時半についたんだけど、開幕講演・基調講演の整理券は立ち見席。またVRは意味不明なぐらい並んでいる上、7種類のVRデバイスが体験可能なのにすでに2種類しか整理券が残ってない。本当はFOVE0を体験したかったけど、idealensの整理券をもらいました。もっと早く来ればよかった・・・
開幕講演・基調講演
開幕講演は去年も聞いたレベルファイブの社長さん。「新しいものをつくろう ~新規IPをつくる意義~」
そして基調講演はスクウェア・エニックスの方。「GTA ドラクエ Destiny から教わったこと」FFを作っているらしい。ゲーム詳しくないので名前は聞いたことあるけどやったことはないです。
で「GTA5」という海外の作品から学んだこととして、なんでそんなに売れているのか?
答えはおそらく「リアル、フリー、バイオレンス」というターゲット層が広くなるコンセプトだから。Minecraftみたいなものなのかなと思いました。現実の世界という誰にでもイメージできる世界観の中で、自由になんでもできるし、人を殺すとか、死んでみるとかゲームならではの体験もできる。
ちなみにGTA5も知らなかったので、ニコニコ動画でプレイ映像見てみました。一応ストーリーはあるみたい。基本乗り物を使う遊びなのか?マイクラよりは間口が狭い感じ。
GTA5 http://www.rockstargames.com/V/ja_jp
この基調講演を聞いている途中で立ちくらみがして、途中で退場しちゃったのでこの後の話は聞けませんでした。面白そうだったので辛い。別教室の中継でいいから座らせて欲しかったです。
セッション1個目
この後セッション開始!私は「Autodesk 3D & VR テクニカルセッション~モデリングしないでVRを作ってみよう!~」を受けました。モデリングをせずにVRの舞台となりうるようなモデルを作るというもので、最初はプロシージャル型のモデリングを紹介していただきました。具体的には3DCGのジェットコースターのレールの幅や支柱の数、太さなどを関数で変えていってました。
そしてもう一つ、Recap360という複数枚の写真から3Dモデルを作るクラウド型のサービスを使って、超実写的な3Dのステージを作る方法を。
上のリンクのコラムを書いた方がこの講義でも同じ内容をお話ししてたので詳しくはこれをみながら真似したいです。
流れとしてはRecap360に写真を放り込みしばらくして生成されたobjファイルをMayaに取り込みfbxで書き出し、Stingrayに取り入れてVRを作成する。
ちなみにrecap360は無料で使えるみたいです。123Dcatchの発展版らしいです。123Dcatchは前使ったことがあるので今度記事にします。
StingrayはUnity的な開発ソフトで去年リリースされたものだそうです。以前、開発環境を調べた時に出てこなかったのも新しいからなのかな?
ちなみに木のモデルはMayaのペイントエフェクトというツールを使っているそうです。実写から作ったモデルと合成しても違和感なくてすごいなと思いました。
またMayaは人型にボーンとかを入れるリグという作業も自動でやってくれるらしいです。
セッション2個目
2つ目は「Unity最新機能紹介と今後のロードマップ」を聴きに行きました。同時間にあった「アニメ・ゲームにおける超演出対談」というのも株式会社ピエロの人が来るということで松クラとしては超気になってたんですが、松には関わっていない方だったらしいのでおとなしくUnityを聴きに行きました。
印象に残った話としてはPCでスマホの実機での表示とか解像度を再現してくれるということです。研究で作ったアプリもボタンの位置がずれて小さくなっていたので今度使ってみようと思いました。Unity5.4の機能だったか5.5の機能だったかは忘れました。
また前回書いたImageEffectの発展版?であるCinematic Image Effectの話や、それのさらに別verのPost Processingの話もありました。なんか簡単にSceneViewでどのようなEffectがかかるか確認できるらしいです。
あとはLightProveについて。大きなオブジェクトが複数の色から影響受けれるみたいな内容。
最後にUnity道場というものがあるよ!全国でやってるよ!っていう宣伝。福岡でイベントあったら参加したい。
セッション3つ目
「360度映像のリアルタイム・イメージ・スティッチングについてー進化する機器とアルゴリズムー」を聴きました。IBLする時に使うライトプローブ作成に役立つかなと思ったんですが、割と難しかったです。でも院とかで画像からスティッチして360度の画像を作るアルゴリズムとか作るかもしれないし。
魚眼レンズの種類によって計算式が異なるよ。プログラムは意外と単純だよみたいなことを言っていました。RICHO THETAm15は立体射影だそうです。
またSHOWROOM VRというアプリも紹介されました。
あとは「FOVAS」という360度のうちユーザーが視点を向けた先だけを描画することで高画質になるという技術も紹介されました。Facebookとかが推奨しているらしいです。
最後にちょろっと紹介された、猫カフェや水槽内に360度カメラを設置するという試みが面白そうだなと思いました。ぜひ映像を見てみたいです。
セッション4つ目
「ロブ・グレイの最新UE4ガイド」を聴きました。本当は「VR(ヴァーチャルリアリティ)が拓くミライ~最新事例から紐解くエンターテインメントの先にあるVR~」を聞こうと思ってたんですが人が多いし、疲れていたので少人数で中継先で観れるこの講義にしました。UE4は一回インストールしてARのデモを触っただけで全然詳しくないです。ホワイトボックスとキットバッシングについてお話しされました。
同じ内容を別のフォーラムでされた時の記事があったので貼っておきます。
生でブループリントを使ってプログラミングをしてるのがすごかったです。あとUE4やっぱり綺麗すぎでしょ。ホワイトボックスの段階でライティングとか既にすごかった。
特別講演
「“エンタメ新次元”の先陣へ! 本音で語る「VR」コンテンツ最前線」最後の講演も立ち見でしたが壁にもたれれたのでなんとか無事でした。というよりすごく内容が楽しくてあっという間でしたね。サマーレッスンを作った方と面白法人カヤックの社長さんがVRのコツや難しいところマネタイズなどについて語っていました。特に印象に残ったのはZ軸の話。没入感を妨げないように文字や選択肢などのUIをキャラクターと同じZ軸に置く。手前に置かないようにする。というものです。いつかVRを作るときは参考にしたいです。作るかわからんけど。
追記
ファミ通の記事ありました。
その他の体験
Idealens(VR)
VR体験について。最初に書いたように私はIdealensを体験しました。
デバイスとゲームが一体になっているのでコードとかがなくどこでもできそう。またHMDの横にタップできる場所があってそこで操作ができます。私はブロック崩しをしました。操作は簡単ですがゲームは難しかったです。
CEDECのパンフレットの広告欄にベスト電器にあるツクモ福岡店でVIVEというVRデバイスを体験できると書いていたのでいつか行きたいです。
Lyric Speaker
モリサワのブースにあった歌詞がかっこよく表示されるスピーカー「Lyric Speaker」。
ディスプレイも近未来的だし文字もカッコよいし・・・欲しい(324000円)
zSpace
最後に一番すごかったのがfujitsuのzSpaceです。
3Dメガネみたいなのをかけてディスプレイを見るとすごい奥行きのある3Dが見れます。最初メガネをかける前は3Dテレビ見たいな感じなのかと思ってたら全然違って本当にVRみたいに奥行きあるし、没入感がないぶん逆にすごい。ペンで操作できて、3Dオブジェクトをつかんだり動かしたり裏側を見たり。まじすごかった。
最後に
そういえばスタンプラリーの景品でスナックワールドの下敷きを選んだんですけど、ARができるって書いてたからやったのに出なかった・・・認識はするのにコンテンツはありませんって。飴にしたらよかった。
あとUE4の講義の前の「レベルファイブ式 スーパーヒットを連発する人気キャラクターづくりの秘密」が押してて中継先で最後の方少しだけ見れたんだけど、現場にいる人全員にジバニャンのバッグとノートプレゼントとか言ってて、は?ってなった。欲しいんだけど。羨ましい。
企業のブースも多分話しかけたら色々もらえたんだろうけどチキン発揮して全然話聞けなかった。Unityのなんでも相談とかしたかった。大人の男の人複数人いる場所とか怖くて一人で行けない。
あとどうでもいい感想ですがVR全般的に女性向けのが少ないですよね。美女とか可愛い子とか興味ないからイケメンを増やしてください。
最後の方文句ばっかりでしたが、楽しかったです。来年も行きたい。