メモとってなかったので間違ってるかもしれない。
論文が出るそうなのでそれ読みたい
2020/05/01大幅追記
論文が出ていたので、内容を追記しました
テキスト提示の種類
(ARの)テキスト提示には何種類かある。分類方法もいくつかある。
目的
理解型
マニュアルやブログ。文字がいっぱいあって読むぞってなってる
発見型
プッシュ通知やアラート、看板など。突然出てくる、どこに出てくるかわからない
提示方法
空間固定
道路標識とか
ユーザー追従
常にユーザーの視野・頭についてくる。メニュー画面、通知など
ユーザー状況
ユーザー静止
文字情報の背景は変化しない
ユーザー移動
背景が変化する
(おまけ)文字表示方式
Plain:文字のみ表示
Billboard:文字の背景に長方形を置いて塗りつぶす
Anti-interference:文字の周りに縁
Shadow:文字の背後に影を落とす
結果
①濃度が高いものほど発見型の情報提示に有利である
UD丸ゴシック体が最もスコアが高く、筑紫Q明朝体が最も低い
(画像はイメージです。適当なフォントです)
→実験3
②サンセリフ体の方が発見型の情報提示に有利である(紙面上)
サンセリフ(ひげがない)のほうが発見型の時は見やすい
③ゴシック体の方が理解型の情報提示に有利である(紙面/ディスプレイ上)
空間固定の理解型ならゴシック
長い操作説明とか?
④明朝体の方がユーザ追従時における発見型の情報提示に有利 である
メニューなど頭に追従するもの発見型は明朝体がいい。
→実験2
実験
論文とCEDECでの発表の実験内容が違う・・・
論文
実験1:空間固定・発見型・ユーザー静止
ゴシック体よりも明朝体の方が判別性が高い
距離を変えた条件もしたけど、有意傾向があっただけ?
結果1と若干矛盾してない??
実験2:ユーザー追従・発見型・ユーザー静止
ゴシック体よりも明朝体の方で判別性が高い
実験3:発見型・ユーザー静止
濃度の高い、すなわち太字のフォントが発見型情報提示に有利
CEDEC
実験1:空間固定・理解型テキスト・ユーザーが静止
(細かい条件を忘れたけど)文章の中で特定の文字を認識できるスピード?を図る??
ウエイトが大きく、懐が広い文字が認識されやすかった
(という結果だったと思う。メモしてないから忘れた)
丸ゴが一位
ふところ、重心 | フォント用語集 | 文字の手帖 | 株式会社モリサワ
実験2:ユーザー追従・理解型テキスト・ユーザーが移動
(Hololensで文字を頭に追従する形で示す)
<結果>
筑紫ゴシックDが一番結果がよかった。
実験1とは全然違う結果になった。
その他
・静止時と歩行時の両方において、画面下側に文章を提示すると文章内容理解度が向上し、認知負荷が軽減される
・静止時は文章を単語ごとに提示するRSVPが、歩行時は文ごとに提示する方法が適している
・文字の大きさが大きいほど読む速度は速くなる
・HelveticaフォントよりもGeorgiaフォントの方が、読む速度が速くなる
・文章内容の理解度を問う課題において、ディスプレイよりも印刷物の方が、明朝体よりもゴシック体の方が、成績が良い
・AR環境において文字の背景にビルボードと呼ばれる単色の矩形を描画すると可読性が高くなる
・アウトラインを加えたフォントは可読性がたかい。(アウトラインの色は文字の色と最大のコントラスト)
最後に
このプロジェクトとは関係ないと思うけど、同じようにHololensでいろいろなフォントを試すアプリをKyushuCEDECの時体験した。